幼児におもちゃ、一体いつどのくらいの量あげるのがベスト?
【 お誕生日、クリスマス、お正月、みんなの家はどうしているんだろう?】
子供に年に何回ほどプレゼントを与えていますか?お誕生日やクリスマス以外にも、お正月やこどもの日、ひな祭りと何かと子供のイベントは多くあるものです。
クリスマスやお誕生日はプレゼントは一つだけ?それとも祖父母やサンタさんからも?おもちゃを家におけるスペースは限られています。
スーパーや買い物に行ったときに、おもちゃをねだられたらどうしますか?もちろん、毎回買ってあげるわけでなく我慢させる親がほとんどだと思います。
一度許してしまって、いつもわがままを言われても困ります。
諦めさせるのに一苦労、根負けして買ってしまった、兄弟による取り合い、喜ぶ姿が嬉しい反面おもちゃへの親の悩みは尽きません。
一般的に、特別な日以外は我慢をさせることが当たり前の日本のおもちゃ事情ですが、今回は少し事情の違うカナダの幼児とおもちゃ事情を紹介したいと思います。
クリスマスには大量のおもちゃ!カナダ幼児のおもちゃ事情
例えば、こどもがブロック遊びを好きなら誕生日などに関わらずブロックを積極的に与えますし、アクティブなことが好きなら自転車を買ってあげたり、今その子に与えると意欲が湧くもの、発達を促すものを積極的に与えます。
子供の部屋は本当におもちゃだらけ!親だけではなく、親の友達や、祖父母、親戚がことあるごとにおもちゃをくれます。お下がりや中古品も多く新品とは限りません。子供があれを買って欲しいとねだらずとも、おもちゃが手に入る家庭が多いです。
おもちゃは子供へのご褒美というより、子供の知育の手助け。という考えが大きように思います。
逆に子供が、特定のものを欲しがるのはクリスマスや誕生日など年に数回という印象です。そしてよく外国映画見かけるクリスマスのように、ツリーの下は本当におもちゃが山盛りです!
気になるのは、たくさんおもちゃを与えることでデメリットはないのか?ということですよね。カナダのスーパーやおもちゃの売っているお店で、何かを買って欲しいと駄々をこねている子を見る機会はほとんどありません。普段から与えられているからでしょうか。
これは私の見解ですが、カナダの幼児はルールなどがあまりない環境で暮らしているのでおもちゃに限らず普段から我慢をする機会が非常に少ないのが大きな理由の一つであると考えられます。
幼児がおもちゃを手放すとき。親ではなく自分自身で管理させる方法
さて、カナダではおもちゃをたくさん与えることは悪いことではないと書きましたが、幼児のおもちゃは年齢に合わせて遊ぶものが変わりますし、使わなくなり、処分に困ることも悩みの種ですよね。
実際におもちゃへの思い入れや、セールスポイントを紹介してくれたりします。買う方も売る方もお金の勉強にもなりますし、愛情を持って手放す姿が微笑ましくもあります。日本でもフリマサイトに出したり、ほかの子へ譲ったりすることはありますが、基本的に親が主体ですよね。
与えられる機会が多いからか、他人にシェアすることへも寛容です。個人の持つおもちゃの量は多いですが、それを人に譲ったり、他人と一緒に遊ぶことにも積極的です。
カナダに住んで変わった幼児のおもちゃへの考え方
【おもちゃは幼児を甘やかすものではなく成長させるもの】
私は日本で育ちおもちゃをあまり持たない子供でした。自分自身の子育ての際にも、子供にたくさんのおもちゃは必要ない、という考えでした。夫は逆で、積極的におもちゃを与える方針でした。
【大切なのはおもちゃを与えるだけではなく、ともに遊ぶこと】
子供の物欲を満たすためにおもちゃを与えたり、その場しのぎで与えたりするのではなく、親自身がおもちゃに興味をもち、一緒に遊ぶことが大切なのではないでしょうか。