幼児教育に特別な教材は必要?子供の学びたい気持ちを伸ばすには。

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飽きずに学ぶ!幼児に与えるとっておきの教材とは?

【 小さい頃から勉強させたい!どんなものがいいの?】

勉強もスポーツも幼児のうちから始める方がいいのではないか、と親は考えますよね。

小学校で、スムーズに学習に取り組めるように準備するため、子供の才能を早く見つけたいからなど子を思う親ならみんな考えることだと思います。

実際に小学校に入学する前にある程度ひらがなが読み書きできたり、簡単な計算ができたりするお子さんは多いですよね。

そこで親の課題になるのが、幼児ににはどのような教材を与えるのが良いのかということ。通信教育を使って本格的に勉強に取り組むのか。教室に通わせるのか。自宅学習をするのか。

今回はカナダで5歳の息子を育てる私が出会った教材と教育法について紹介します。

カナダ保育園で幼児に与えられる自然の中で見つける教材

息子はカナダの保育園に3年ほど通いました。

保育園には知育玩具や、おままごとのセット、絵本や車など日本の保育園と同じように幼児の発達に役立つおもちゃもたくさんありましたが、印象的だったのは外遊びが多く外で拾った枝や、摘んだ花などを使って学習することが多いことです。

園児と先生で協力して、大きな枝などを使って秘密基地のようなものを作ったり、小さな枝や花をたくさん拾ってきて紙に貼って作品を作ったり。

実際に入園前に園長先生と話した時に「子供は石ころ一つで想像力を働かせ遊ぶことができる。例えばこの枝が道になって石が車になって、そういう風に遊ぶ姿勢を大切にしたい」と言っていたことが印象に残っています。

遊ぶだけでなく石を並べて数を数えたり、花の名前を覚えたり、蜂がどうやって蜜を運ぶかなどたくさんのことを毎日の自然学習の中で息子は学んできました。いまでも息子は拾ってきた松ぼっくりを食材に見立てておままごとをしたり、植物を水につけたらどうなるかなどと実験をしたりしています。

教材で机に座って知識をつけることも有効ですが、実際に目で見て触れて、匂いを嗅いで自然のものを使ってみるということは子供の興味を引き、知りたい!面白い!という意欲を引き出すのにとても効果的だと感じました。

 プリントが主流?教科書を与えないカナダの幼児教材

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息子は今、5歳で小学校付属の幼稚園に通っています。

家では、日本語の勉強のためと思って、日本から公文式のひらがな練習帳などを取り寄せ、気がむいた時に学習させています。

幼稚園が始まって1ヶ月半ほどで、アルファベットの大文字と小文字、自分の名前は筆記体でまで書けるようになっていて驚きました。

ひらがなの家庭練習も最初は楽しくやっていたものの、毎日続けるのが難しくテキストを開くことは少しずつ減っていきました。

でも、不思議なもので幼稚園が始まると、こちらが椅子に座らせて学習させなくても自分でひらがな表を見て真似して書いたり、私に書き方を聞いてきたりしていつの間にか何も見なくても書ける字が増えてきました。

カナダでは(州にもよりますが)小学校3年生くらいまでは共通の教科書がなく、プリント学習が主流です。それも子供の学習能力に合わせて適したプリントが与えられ、みんな同時に同じもののを学ぶという方法ではありません。

その子の得意なものは先取って学習させ、不得意なものは学年にかかわらず復習する。
そうすることでわからないまま苦手になってしまう。もしくは、簡単で面白くない。ということを感じさせずに勉強させるスタイルです。
幼稚園でも最初の1ヶ月で、学校で取り組んだプリントを大量に持ち帰り、そのプリントを通してどのように学習をしているかを息子が私に教えてくれてとても興味深いものがありました。

 結局どんな幼児教材を与えるのが良い?

【まずはそこにあるものを使ってみる】

公園に行って、石を拾う。散歩に行って花を摘む。子供の好きは実はそこら中にあふれていますよね。

家が汚れるからとついつい拾って持ち帰るのに躊躇してしまうこともありますが、子供が触れるもの、触れたいものは全て教材になります。

そのうちに、この子は生き物に興味がある、数字に興味がある、言葉に興味がある、乗り物に興味があるなどが明確になります。

それから、子自身に適した図鑑や学習教材を与えることで、より効率的にまた楽しく知識を深めることができると思います。

【好きを伸ばす教材か、平均的に学ばせる教材か。】

幼稚園でのプリント学習で良いと思ったところは、子供が興味のあるもの、学びたいものを積極的に与えることができるということです。

幼児の時点でも、興味があるものとないものは明確です。もちろん、多角的に学習することは大事ですが、嫌いなものを決まった時間取り組ませるのは非常に大変です。

一般的な年齢学習に合わせても、その子自身の適正でうまく学習がはかどらないこともあります。

最終的にはいろんな科目ができることが望ましいすが、幼児の時点では楽しみながら学ぶということ、知識を深める喜びを知ることが大切なのではないのでしょうか。

まず学ぶことの楽しさを知ることで、ほかのことにも興味が湧き、その結果多方面の学習を取り入れることができると思います。

〇〇歳だからこれくらいはできる。ではなくこの子はこれができるから、この子はこれが苦手だからと個人にあった教材を与えることが大切ですね。