幼児の絵本読み聞かせは”同じ本を何度でも”?!

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幼児期から絵本の読み聞かせを習慣化したい!

【 絵本に囲まれて育っても……】

私は幼稚園教諭を目指していた事もあり、学生時代から絵本が大好きです。

どのくらい好きかというと、海外旅行では必ず現地の絵本をお土産に買い、仕事柄使えた事もあり、子どもを産む前から家には国内外問わず150冊近くの絵本がありました。

その為、我が子は産まれた時から絵本がたくさんある環境で育った訳ですが……絵本の読み聞かせが初めからうまくいったかと言えばそうでもありませんでした。

読んであげたい気持ちは山々でしたが、結果として習慣化したのは息子が2歳の頃で、そんなに早い方ではないと思います。

そんな絵本好きな私の、読み聞かせを習慣化したいと思いつつうまくいかないどたばた育児の思い出をお話したいと思います。

子どもの世界を広げた幼稚園での絵本読み聞かせ

まず育児で読み聞かせをする前に、幼稚園教諭として働いていた頃のお話を少ししたいと思います。

上にも書いた通り、とにかく絵本好きだった私は、受け持っていたクラスでも1日2冊を目標に絵本の読み聞かせをしていました。

子どもたちは進級当初こそ集中出来ない子もいましたが、毎日続ける事で習慣化してくると、今日の絵本は何か楽しみにし、長いお話でもしっかり聞けるようになりました。

そうです。仕事で絵本の読み聞かせをしていた時は、しっかり習慣化させる事が出来ていたのです。

園では、絵本からイメージを広げて作品を作ったり、遊びにつなげたり、絵本を通してルールや行事の成り立ちを教えたり、子どもたちは好きになった絵本を何度も読んだり、ひらがなに興味を持ったり……働いていた頃は絵本って本当に沢山の可能性を秘めた素敵な物だなぁと思っていました。

 家庭での絵本の読み聞かせはいつから?

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それでは本題の家庭内での読み聞かせについてですが、まず子どもを産んでから悩んだのは、いつから絵本の読み聞かせが出来るのかです。

産まれたばかりの赤ちゃんはもちろん言葉も理解せず、それどころか目も良くない……そもそもニコニコ寝転がってる時間が少なく、なんなら昼夜逆転もするし、寝る前に絵本の読み聞かせなんて想像出来るような生活ではありませんでした。

少しして座れるようになってくると、日中起きている時間も増えますが、絵本は読むものではなく食べて破るものになり、夜寝る時間が定まってきたところで、寝る時には授乳しながら寝ることも多く、ゆっくり絵本を……という状況ではなく、満足に絵本を読んであげられないまま息子はあっという間に1歳になりました。

すると今度は自分で歩いて動けるようになり、絵本を読んであげていてもどこかへ行ってしまうようになり、どう読み聞かせをすれば良いのかわからなくなっていました。

ここでターニングポイントとなったのは、月1回通い始めた某学習塾のベビー部門でした。ここでの経験から、絵本がたくさんあったからこそうまくいかなかった我が家の読み聞かせの問題点が明らかになります。

幼児の成長と共に変わっていく絵本の読み聞かせ

【同じ絵本を何度でも!】

学習塾では、月1回先生と親が主に話をする育児相談がメインでしたが、毎回絵本を1冊もらえました。

その絵本が、まさに息子の月齢にぴったりのもので、読み聞かせがうまくいっていなかった私は、とりあえずこの1冊だけでも何時でも良いから毎日読んでみようと再度読み聞かせを始めました。

すると、言葉が出てきたばかりの息子も絵本の繰り返しのフレーズを覚えたり、その本を読んでと持ってきたりするようになったのです。

ちなみにこの毎日の読み聞かせ、子どもがしっかり見てなくても良いと先生に助言を受け、子どもが途中で遊びに行っても最後まで読み続けていました。

実は子どもはその場にはいなくても聞いていたようですね。

息子が絵本に興味を持ち始めると、寝る前など時間を決めても読めるようになり、徐々に学習塾でもらう絵本の他にも何冊か選んで読むようになりました。

そうして毎日続けていったところ、寝る前に読むのが当たり前となり、集中して聞けるようになり、3歳になった今では長いお話でもなんなく読み聞かせできるようになりました。

こうして私は夢の読み聞かせの習慣を身に付けることに成功したのです!

家にたくさんの絵本があったからこその絵本を選ぶ難しさと、幼稚園での経験があったからこその、絵本を集中して見てて欲しいと思い込んでしまった私の失敗談でした。

どうしても育児は親ばかり力が入ってしまう事が多いですが、子どもの発達段階を受け止めながら一緒にゆっくり成長していくものなのだと実感しました。

【図書館はハードルが高い?

この経験を通して、同じ本を何度も読む良さも理解した私ですが、やはり絵本好きとしては世の中にたくさんある絵本をたくさん読んで、色々な絵本の世界に触れて欲しいという思いも多くあります。

そこで便利なのは、言わずもがな”図書館”です。

我が家にある150冊の絵本を何周か読み終わった頃、息子もちょうど絵本を破らない年齢になり図書館を活用し始めました。

とは言え、子どもを連れての図書館は実はハードルが高いですよね。

そもそも静かにしていないといけないですし、何より背の高い棚が多くて、絵本を選んでいるうちに子どもが迷子になんて事も心配です。

その為、私もほとんど連れて行った事がなかったのですが、3歳になった息子は意外にも、棚に並ぶたくさんの本の中から背表紙だけで気になる絵本を上手に見つけて持ってきてくれるのです。

おかげで毎回貸出上限まで何冊もの絵本を抱えて帰り、暇さえあれば読んでと持ってくる、すっかり読書好きな息子になりました。

今後も図書館をうまく活用しながら、絵本の数だけ広がっている素敵な絵本の世界を、思う存分楽しんでくれると良いなと思います。