幼児の習い事を早く始めるメリットとは?
【 初めての習い事選び】
我が家の現在3歳になる息子は、生後4ヶ月からベビースイミング、8ヶ月からリトミックを始めました。
夫の仕事の関係で転勤先の知らない土地で育児をしていた私としては、出掛ける予定がある事、人と触れ合える事が嬉しく、習い事を早くから始めた理由は私の為だったと言っても過言ではありません。
それでも、子どもにとっても早くから始めるメリットは多かったように感じます。
また、転勤族という事で、どこに転勤しても続けられる習い事である事を意識し、1歳になって引っ越した次の土地でも、スイミングとリトミックは引き続き続ける事が出来ました。
また年齢が上がるにつれて他に幼児教室や体操、ピアノなどの習い事を増やし、幼稚園入園まで良くも悪くも色々な経験をしたので、何を始めようか迷っている皆様の習い事選びの参考になればと思います。
身体能力の向上を期待できる幼児の習い事~運動編~
まず運動系の習い事についてです。やはり身体を動かす習い事は人気かと思います。
他の習い事に比べても早くから始められる年齢設定の物が多く、子どもたちも家では出来ないダイナミックな動きや普段使わない身体の使い方をする事で、楽しみながら身体能力の向上を期待出来ます。
我が家では夫婦とも学生時代水泳をしていた事もあり、首が座っていれば生後4ヶ月から入会可能だったベビースイミングへ親子で入会、基本はずっと抱っこでしたから、親の水中エクササイズのようなレッスンでした。
それでも、コーチが水中に潜らせてくれたり、ビート板の上に乗って浮いたり、初回からほぼ泣くこともなく息子も楽しんで通っていました。
スイミングに関してはやはり水が怖いと思う前に始めると、親子とも楽だと思います。
1人で入れる3歳頃から始める子も多いですが、その頃になると水中で目を開けたり飛び込んだりするのに抵抗があり、慣れるまで少し大変な思いをしている子も多いようです。
もちろんいつ始めても、基本は子どもたちの大好きなプールですから、いつかは慣れて楽しむ事が出来ます。
ただ、嫌々連れて行くのは親子とも大変ですよね……。時間に余裕があれば、是非産後のママの運動だと思って、親子でのベビースイミングをオススメします。
体操教室については、年少から入会し、まだ始めて半年ほどですが、しっかり歩けるようになった2歳頃から入会出来る教室もたくさんあります。
こちらも、とび箱や鉄棒、マット、トランポリン、ボールなど、家の中では出来ない動きが多く、身体能力の向上に繋がる習い事だと思います。
息子に関しては、鉄棒は”お腹が痛くなる”といって少し苦手意識もあったようですが、なんだかんだで楽しく通っています。
鉄棒やとび箱、マットなどまだ難しい内容も多いですが、先生方が優しく補助してたくさん褒めてくださるのでなんとか楽しめているようです。
スイミング、体操とも幼児クラスという括りのレッスンですので年少から年長までの子供たちが一緒に行っています。
どうしても身体能力に差はありますが、年長児をお手本に向上心を持って頑張ることが出来ているように感じます。
始める時期・教室を吟味したい幼児の習い事~音楽編~
次に音楽系の習い事です。
こちらは少し男の子にはハードルが高いかと思ったのですが、私が絶対音感に興味があった為習い始めました。
しかし、この音楽系の習い事が一筋縄ではいかず、少し大変な思いをしました。
初めに通い始めたのはリトミックの教室でした。
息子が初めてリトミックに触れたのは生後半年の時子育て支援センターでやっていたイベントで、子どもたちが音楽に合わせて楽しむ様子を見て、お友達と一緒にレッスンに通う事にしました。
通い始めた頃はまだ歩かなかったので、親が抱っこしてリズムに合わせて動いたり、一緒に手を叩いたりといった感じで楽しめていましたが、問題は歩けるようになってからでした。
先生も楽しむ事を第一にレッスンをしてくださっていたので、息子はやりたい内容には参加するものの、興味のない事はとことんやらず、部屋の中を走り回っている事もしょっちゅうでした。
それでも本人は同じ年齢のお友達と一緒な事もあり、楽しそうに通っていたので、ただただ親が心身共に疲弊しながら続け、そのうち今度はイヤイヤ期に突入……。
リトミックの内容にも慣れて前より色々取り組めるようになってきたものの、うまく出来なかったり、気が乗らない日があったりすると、ひっくり返って何もやらない事もよくありました。
私自身どう対応するのが正解なのか分からず、見守ってみたり叱ってみたり……だいぶ迷走しました。
しかし3歳になり、リトミックからピアノに移行すると、今度は選んだ教室の先生がとても厳しい方で、息子はレッスン中ふざけて先生に叱られる事も多く、大泣きしながら帰るなど、親子ともピアノが嫌いになりそうでした……。
私も幼少期に習っていたピアノの先生はとても厳しかったのでそういうものなのかとすごく迷いましたが、やはりまだ3歳の習い事ですから楽しく通って欲しいと思い、思い切って教室を変えてみる事にしました。
新しい教室の先生はとても優しく、楽しくレッスンをしてくださる方で、息子の気分が乗らない時には無理に進めず、違う内容で気を引いてくれ、今ではまた楽しくピアノのレッスンに通えるようになっています。
何事もやり始めはやはり”楽しい”と思う気持ちを持てる事が、続けていく為には必要ではないかと感じています。
前に書いた運動系の習い事と違い、どうしても座っている事や集中力の持続が必要になってくる音楽系の習い事は、実際やってみて、年齢が低い頃にはやはり少し難しいと感じました。
意外と楽しく通えちゃう?!幼児の習い事~幼児教室編~
【幼児教室の先生は子どもの専門家!】
3つ目は幼児教室系の習い事です。
こちらも音楽系と同じしっかり座って集中する事が必要な習い事ですが、実際通ってみてピアノやリトミックと圧倒的に違うのは先生の専門性だと思います。
音楽の習い事の先生方は音楽の専門家ですので、子どもの扱いのプロではありません。
でも、幼児教室の先生方は子どもを扱うプロでした。
リトミックやピアノではあんなに手こずっていた息子も、1歳過ぎから通っていたベビーくもん、2歳から通っていたEQWELという幼児教室共に、そんなに大変な思いはしませんでした。
ベビーくもんに関してはマンツーマンの授業ですから、先生が子どもの様子を見て臨機応変に対応してくださいますし、EQWELのレッスンもたまに座れない時間があっても走り回るような事もなく、次から次に始まる楽しそうな取り組みに本人が自ら椅子に戻っていく様子も多々見られました。
幼児教室で息子に身に付いた大きな力は、やはり椅子に座って話を聞く力と、しっかり鉛筆を持って目の前の課題に取り組む力だと思います。
幼児教室に通っていた事で、家庭学習の習慣も身に付き、今では毎朝当たり前のように学習に取り組む姿が見られます。
また、鉛筆の持ち方も数をこなしていくうちに上手になり、3歳前からしっかりとした筆圧で書く事が出来るようになりました。楽しみながらそうした力が身に付いた事はとてもありがたかったと思います。
【幼稚園入園前からの習い事はメリットが多い!】
幼稚園入園前までは親子で過ごす時間がとても多く、色々な習い事をする事は、時間の区切りがついたり、リフレッシュになったりして、私たち親子にとってとても有意義なものだったと思います。
息子は小さい頃から習い事に通っていた事で、どの習い事に対しても抵抗なく通う事が出来、家では出来ない色々な経験をする事が出来ました。
大変な事もいっぱいありましたが、だからこそ、習い事の中で息子の成長を実感出来たことは大きな喜びでした。
同級生のお友達が出来たり、先生方や同じクラスのママ友とお喋りをする事で私のリフレッシュにもなり、習い事をしていたからこそ得るメリットも多くあったように思います。
幼稚園入園と共にまずは幼稚園に元気に通う事を第一に考え、息子の負担にならないように少し習い事は整理しました。