” 言葉の持つ力 ”を幼児に伝え、楽しい会話を広げてみよう

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楽しく大人の心を癒してくれる幼児の言葉

【 幼児期はたくさんの言葉に触れよう】

子育てをする中で、子どもの成長を感じて嬉しく幸せな気持ちになる事は多くありますが、その中でも幼児期独特の子どもの言動はとても可愛いものですよね。

泣いてばかりだった我が子が、言葉を話し始めた時には感動しますし、言い間違いや子ども特有の感性から生まれる言い回しなどは、疲れている日々の中でも大人を癒し笑わせてくれます。

もちろん育児ですから、幼児と言葉に関しては楽しいことばかりとは言えません。言葉を話し始める時期はかなり個人差がありますし、言葉がなかなか出ず悩んでいる方もいるかもしれません。

言葉を学ぶには、外国語を習得する大人と同じで、とにかく言語に触れる事、色々な人と関わり話しかけてもらうこと、子どもの話したい気持ちを育み受け止めてあげる事が大事だと思います。

今はなかなか言葉が出なくても子どもたちは学んだ言葉を自分の中にどんどん溜め込み、話し始める機会を待っているのだと気長に見守ってあげてください。

そして子どもが話し始めたら、是非可愛いおしゃべりに癒されてくださいね。

幼児の ” 言葉の記録 ” のススメ

私が育児でやって良かったと思う事の1つに、” 言葉の記録 “があります。

ちょうど幼児教室に通い始めた頃、息子が言葉を話し始めたので、お教室に提出する月1回のノートにその月に新しく話し始めた言葉を記録していました。

初めのうちは少しずつしか増えていかない言葉の記録が、2、3ヶ月経つと新しい言葉が何か思い出すのが大変なほど増えていきました。

さらに、半年くらい経つと2語分になり、言い間違えていた言葉が正しく言えるようになり、3歳まで2年続けた言葉の記録は最後の方は、おもしろ言動集となっていました。

言葉の記録の良いところの1つは、見逃してしまいがちな子どもの成長を、前の記録を見返す事でしっかり確認出来ることです。

気付いたらおしゃべりが上手になってる!と思うほど、子育ての日々は目まぐるしく、あっという間です。しかし、毎月振り返る時間がある事で、こんなに成長したのだと嬉しくなります。

更に、その場では可愛くおもしろい子どもの言動ですが、なかなか記録に残しておく機会はなく、どんどん成長する我が子に次々に記憶が塗り替えられ、どうしてもそうした日常の可愛い思い出は忘れてしまいがちです。

それでもその時の言葉が1つ記録してあれば、時間が経ってからでもこんな事もあったなぁと可愛い記憶が思い返されますよね。

育児日記をつけるのが大変だと感じる方がいれば、手帳の端っこや母子手帳などに” 言葉の記録 “をしてみてはいかがでしょうか。

 幼児の言葉の成長はガマンの連続です

幼児 言葉

子どもが話し始めた後、次に気になるのは読み書きではないでしょうか。こちらも本当に個人差のある事だと思います。

我が家の3歳児も、3歳になった頃からあいうえおの本を読んだり、知育玩具を買ったり、毎日それなりにひらがなに触れさせて来ましたが、半年の間全く興味を示さず、自分の名前すら読めるようになりませんでした。

しかし始めてから7ヶ月ほど経った頃、急に絵本や張り紙の文字に興味を持ち始め、それまで一文字も読めなかったひらがなが半月ほどでほとんど読めるようになったのです!

こちらも話す言葉と同じで、出来るようにならなくても我慢強くインプットして息子に蓄積する事で、興味を持って自分から動き出した際に一気に放出されたといった感じでした。

読めるようになると、すぐ書けるようにもなり、半年読み書きに悩んでいたとは思えない成長をみせてくれています。

子どもの成長は本当に我慢の連続で、子どもそれぞれのペースがあり、まわりと比べたりせずに、子どもの成長の機会を見逃さず伸ばしてあげる事が大切だと実感しました。

 幼児の言葉と記憶力に驚いた

【たくさんの言葉を蓄積しよう!】

幼児と言葉について、子育てをしていて1つすごいなと驚いたことがあります。それは子どもの記憶力です。

幼児教室に通っていた時には俳句の暗唱、幼稚園では論語や言葉遊びの暗唱をする機会があり、どちらも言葉自体が難しくまだ息子には難しいのではと思っていました。

それでも、出来ることはやろうと思い、息子が聞いていようがいまいが毎日寝る前にただただ読み聞かせていました。

するとほんの1ヶ月ほどで一緒に暗唱し始めたのです!

もちろん全文ではありませんでしたが、続けていくうちに言える所が増えていき、あっという間に1人で暗唱出来るようになりました。

言葉の意味は分かっていないのですが、歌の歌詞を覚えて口ずさむかのように耳で音を聞いて覚えているといった感じでした。

幼児の耳の良さと記憶力の良さに驚いた話ですが、こうして覚えてくれるという事は、俳句や論語、言葉遊びを暗唱する意味もあるのではないでしょうか。

それぞれに出てくる言葉は日常ではあまり使わないものかもしれませんが、今までの経験上、今使わなくても子どもの中にはどんどん蓄積されているのでしょう。

将来同じ俳句や論語に触れた時、馴染みのある言葉だと思える事は息子の力になると思います。そして、言わずもがな記憶する力もどんどん鍛えられているのでしょう。

まだ難しいから出来ないだろうと、大人が挑戦をやめてしまう事がないように、子どもの可能性は無限大だということを忘れず色々な事に取り組んでいきたいと思いました。

【言葉の持つ力を伝えよう】

たくさんの言葉を覚え話し始めると、どうしても避けて通れないのが、” 使って欲しくない言葉 “を話し始める事です。

我が家の3歳児も幼稚園に通い始めた4月以降、良い言葉も悪い言葉もとにかくたくさん覚えて帰ってきます。

使い所があっていたり間違っていたり、言葉の意味がわからないまま使っていたり……、子ども同士の会話の中で学んでくるものなので、ここはもう仕方ないと割り切るしかないと思います。

しかし、言葉を使って人間関係を築いていく以上、” 言葉の持つ力 ”は子どもにしっかりと教えなければいけないと今改めて実感しています。

言葉には大きな力があり、言われて嬉しい言葉もあれば、悲しい言葉、嫌な気持ちになる言葉もあると繰り返し伝えていかなければならないと思います。

こればかりは大人がしっかり子どもの言葉に耳を傾けて、1つ1つ丁寧に教えていくべき事であり、その積み重ねが将来子どもたちが人間関係をうまく築いていく手助けに必ずなると思っています。