幼児の子育てにストレスはつきもの
【あなただけじゃなく、みんなガミガミ怒ってる】
身重の10カ月を過ごし痛みを乗り越え出産したと思ったら、24時間体制の子育てが始まり慣れない授乳にオムツ替え。
やっと慣れてきたと思った幼児期には、歩き出してイタズラ、高いところに登るなど危険なこともするようになって、誤飲やケガにひやひや。
言葉を少しずつ覚えてきてコミュニケーションとりやすくなるかと思えば、イヤイヤ期。
力も強くなってきて抱っこで制止することもできなくなって、言葉で親のメンタルをえぐってくることもしばしば。
落ち着きもないし自分のことを自分でできないし、ひらがなだってまだ読めない。家はぐちゃぐちゃだし凝った料理なんて全然できない。
さらには小さい兄弟がいて、夜間授乳もあって睡眠不足。
幼児期の子育てにはストレスがつきものです。イライラして当たり前です。
インスタに登場するおしゃれなインテリアや凝った料理、穏やかな知育はそれぞれの生活のごくごく一部です。仕事としてやっている方も多いです。
いつも穏やに見えるママ友も、家ではガミガミ怒っているはずです。
自分だけじゃない、ストレスがあるのが当たり前。子育てにストレスを感じているとつい自分を否定してしまいます。
幼児の子育てストレス解消には、自分をいたわること
睡眠不足を解消するとあらゆるストレスや悩みから解放される可能性があります。
もともとショートスリーパーで睡眠時間が短くても大丈夫という方以外で睡眠不足を感じている方は、子育てしながら睡眠不足解消する方法を考えるのが重要です。
お昼寝の時間は一緒に昼寝をしたり、夜泣きがある場合には週末など可能な日は旦那さんに代わってもらって寝かせてもらったり、週に何度か一時預かり等を利用して睡眠をとるなどしてぐっすりと眠れる時間を少しでも確保しましょう。
夜泣きは終わったので睡眠時間は問題ない、という方は自分の時間を持つようにしましょう。
一人の時間はあるという方も、掃除をしておこうとか、料理や、子どもの物を済ませたりと家族のための時間を過ごしていることが多くありませんか。
幼児をとおして、自分の弱みにストレスを感じる
睡眠不足でもない、自分の時間も持てているでも子どもを見ているとどうしてももやもやとしたストレスを感じる場合もあります。
よそのお子さんの悩みを聞いた時に、そんなに気にしなくてもいいのになと感じたことはありませんか?
自分が嫌だなと思っている部分、隠しておきたいと思っている部分を子どもがさらしているようで、過剰に反応してしまうことがあります。
例えば自分自身が小さい頃お友だちをつくるのが苦手で、なかなか友達の輪に入れなかったという苦い思い出があったとします。
子どもが一人で遊んでいるのをみると「コミュニケーション能力が低いのかな」「嫌われてるのかな」ともやもやしたり「一緒に遊ぼうって誘ってごらん」と声をかけたりして、それができないとイライラしたりしてしまいます。
子ども本人は一人で夢中で遊んでいるだけにも関わらずです。
べたべたと甘えてくる子にイライラする場合には、自分はお姉ちゃんだったので甘えるのを我慢していた、自分が親に甘えたら嫌な顔をされて傷ついた経験をしている場合もあります。
じつは、子育てでイライラするポイントは、自分を知るきっかけにもなります。
自分がしてほしかったように子どもに接することで、傷が癒される方もいます。
幼児の子育てが楽になる!ストレスを減らす考え方
【人を信じて人を頼る】
私自身初めての子育ての時はとても神経質になり、自分の良いと思った方法で子育てする!と意気込んでとても疲れてしまいました。
主人や祖父母に預けること、一時預かりを利用することに抵抗があり、家事も育児も完璧に全部自分ひとりでやろうとしていました。
二人目を妊娠したあたりから一人では物理的にどうにもならなくなり、こだわりを手放しました。
悩みはすぐ誰かに聞いてもらい、どんどん周囲の手を借りたり一時預かりや掃除をプロにお願いしたりするようになりました。
今思えば、考え方が変わらなかったら、産後鬱や最悪の事態も考えられるような状態でしたが、おかげで家族みんなでわいわい暮らしています。
【生きているだけで充分】
今はいろんな情報が入るようになって嬉しい反面、付き合い方を気を付けないと振り回されてしまうことも多いと思います。
オーガニックな材料でおやつは手作りが一番。
子どもは、のびのび自然の中で遊ばせてテレビやゲームは控えめに。
モンテッソーリなど木のおもちゃを中心に、おうちでは知育遊び。
楽しめるものに取り組むのはいいと思いますが、いろんなことを追い求めすぎると、子育てはしんどくつまらないものになっていくと思います。