家庭でできる幼児の教育 ~生きる力の基礎を6歳までに育む~

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幼児の生きる力の基礎を育む家庭教育とは?

【幼児の生きる力の基礎を育む家庭教育は、親から子へのプレゼント!】

文部科学省が掲げる『生きる力』の育成という言葉を聞いたことはありますか。長年、『生きる力』の3要素は、『健康・体力』、『確かな学力』、『豊かな人間性』だと言われてきました。

つまり、学齢期以降の児童・生徒には、知・徳・体のバランスがとれた力を習得させることが大事ということです。そして、その『生きる力』の基礎は、幼児期の様々な体験や教育によって育つと、筆者は考えています。

では、どうすれば幼児に生きる力の基礎が身につくのでしょうか。

もちろん、園などの集団生活で身につくことも多いと思います。しかし、一番子どもの近くにいて、わが子の興味・関心や、個性を観察できるのは親です。

そして、子どもの興味・関心や、可能性の芽に気づき、家庭で適切な体験、教育を施しながら、生きる力の基礎を身につけさせることは、親から子への素敵なプレゼントだと筆者は考えます。

ここからは、具体例をあげて説明します。

幼児期の外遊びで得られる教育的効果

外遊びで身につく一番大きな力は、『健康・体力』です。

外遊びでは、走る・跳ぶなど様々な動作が必要な為、体力がつき、体の動かし方も上手くなると言われています。また、体を思い切り動かすことは、ストレス発散や、質の良い睡眠につながるなど、心身の健康維持にも役立ちます。

また、自然に触れることで好奇心が育ち、美しい景色を見ることで感受性が育ちます。まずは、わが子が興味を持つ外遊びを沢山体験させてあげられるといいですね。

幼児期の読み聞かせで得られる教育的効果

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読み聞かせで身につく一番大きな力は、『確かな学力』の基礎です。

読書では、学力の基礎となる集中力も根気も想像力も必要です。また、学校で教科書を理解するには、言葉を正しく読む力が必要です。そして、これらの力は、読書習慣によって少しずつ育つと筆者は考えます。

この読書習慣は、幼児期に読み聞かせをすることで身につきやすいと言われています。

筆者は、小学1年生と年少の女の子2人の母ですが、子どもが生後半年を過ぎた頃から、出来る範囲で、寝る前に読み聞かせをしています。そのおかげか、子ども達は絵本が大好きです。また、親子で穏やかな読み聞かせタイムを持つことは、寝つきの良さにもつながっていると感じます。

 幼児期のお手伝いで得られる教育的効果

お手伝いは一生使える『生きる力』の基礎

幼児にとっては、家事も遊びです。幼児期から様々な家事に挑戦させることで、子どもは試行錯誤する力や、生活を楽しむ力を身につけることができます。また、手先が器用になったり、判断力や責任感が身についたりと、メリットは他にも沢山あります。

ただ、最初は時間がかかる上に失敗も多く、親の方が面倒になるかもしれません。まずは、親のストレスにならない範囲で、お手伝いを頼んではどうでしょうか。

前述した年少の次女は、卵や粉を混ぜるのが好きで、よく手伝ってくれます。もちろん、台所は汚されますが、そこは目をつむって「ありがとう。」と感謝すれば、子どもは喜び、少しずつ上達もします。
この家事能力は、一生使える『生きる力』の基礎になると思います。

お手伝いで身につく一番大きな力は、『豊かな人間性』です

小学生にもなれば、親が望むことも手伝ってくれます。1年生の長女は、ある日、筆者が「疲れたなあ。」と呟くと、「お昼にホットケーキ、作ろうか?」と言って、次女に指示を出しながら2人で調理してくれました。ハラハラしましたが、嬉しくて「ありがとう!おいしいよ!」と言うと、満面の笑顔でした。

このように、相手の希望を聞く、感謝されるという経験を積み重ねれば、子どものコミュニケーション能力は、自然に育つと実感しています。
そして、この能力は『豊かな人間性』の基礎になるはずです。