幼児の食事 | 大切なポイントをおさえて気楽に楽しく過ごそう
【 大切なのは子どもの健康維持と成長を支えるための栄養バランス】
毎日の生活の中で、必ず考えなければいけない家族の食事。
特に幼児の食事は、メニューや形状に気をつけていても、育児書通りに上手くいかないことはありませんか?
自我が芽生え、好き嫌いがはっきりしたり、なかなか食べ終わらないなど…さまざまな悩みがでてきますよね。
疲れている日、体調が優れない日も乗り切らなければいけないこともあるでしょう。一方、力のこもった華やかなお料理も子どもたちにとっては嬉しいものかもしれません。
でも、最も大切なのは毎日気落ちせず、子どもの健康維持と成長を支えるため、栄養バランスのよい食事作りを心掛けることです。
ここでは幼児の食事で気をつけたい大切なポイントと、作り手の負担を軽減する工夫をご紹介します。
幼児の食事 | 大人となにが違うの?何を意識したら良いの?
大人の手を借りて食事をしていた子どもが、幼児期には自分で食べるようになります。
一人で食べている姿をみると、そろそろ大人と同じものが食べれるかな?と思いがちですが、そうではありません。
すべての歯が生えそろうのは3歳ごろ、かむ力も成長とともに発達するため、食材や形状によっては、かめないものもあるでしょう。
内臓機能もまだまだ未熟です。
そして、自我が芽生え、自己主張の一つとして好き嫌いが出てくることでしょう。
幼児期は子どもごとに成長スピードがまったく異なるため、日々の生活の中で噛み切れず出したもの、消化ができていなかったものなど、成長度合いを見極めることがとても大切です。
幼児の食事で気をつける大切なポイントとは?
幼児の食事で気をつけたいポイントは大まかに2つ。1つ目は食生活や量、そして2つ目は食事の内容です。
①食生活のリズムを大切にすること
②自分で食べようとする気持ちをはぐくむこと
③運動量や生活リズム・間食の有無によって食べる量が変わると意識する
①子どもの成長に合わせ、食べやすい固さと大きさにする
②糖分や塩分は控えてうす味にするよう心掛ける
③好き嫌いがあってもまずは様々な食材や味を経験させる
④ある程度の栄養知識を身につけてバランスを考える
次の項目では、これらの大切なポイントを気楽に考える工夫をご紹介していきますね。
幼児の食事は品数とか見た目よりも笑顔溢れる楽しい時間が大切!
【少しの意識と負担軽減する工夫で楽しい時間にしよう】
前項で挙げたポイントですが、難しく考える必要はありません!
例えば、お茶碗についだご飯はなかなか食べなくても、親指大くらいの一口サイズおにぎりならあっという間に食べ終わるなんてこともあります。
ダシやカレー味を活かすと糖分や塩分を控えることができ、嫌いな野菜も味が染み込み食べやすくなります。粉末タイプの天然無添加ダシや粉末のカレー粉などを活用するのもよいでしょう。
そして、時には時短や手抜きをすることも大切です。
疲れた時には、レンジ調理や、炊飯器の利用もおすすめ。冷蔵庫にある野菜と肉や魚を指先サイズに切って、無添加のコンソメやダシ、トマトソースを炊飯器に入れスイッチを押すだけでメイン料理の完成です。
我が家では、疲れて火を使った料理をしたくない、子どもと遊ぶ時間を捻出したい!なんて日は、カレーやシチューのルーを入れる直前まで炊飯器を利用していました。また、オムライスやチャーハンの場合でもおなじように炊飯器を利用していました。
【成長に必要な栄養バランスは気にしすぎず、適度に意識しよう】
完璧な栄養バランスを考えると疲れてしまうため、ネットで「栄養素」と検索して自分が見やすいと思う表などを印刷して、毎食事に少し意識すると良いでしょう。
特に、成長期はタンパク質とカルシウム・鉄分が重要になるため、手軽で日持ちする豆腐や卵、チーズやヨーグルトを常備したり、鉄分が心配なときはもっぱら赤みの魚や肉の赤い部分と意識するだけで気持ちが楽になります。
また、3食で完璧な栄養を取ることは難しいため、食事量を増やす工夫として、おやつを補食としましょう。
食事にひびかない量を意識して、おにぎりや芋などの炭水化物をメイン、バナナやチーズ(塩分量を少し意識しましょう)などもおすすめです。
市販のお菓子は買い置きがあると食べさせてしまうため、なるべくストックせずバナナとシリアルを常備するなどの工夫で、糖分や塩分を気にしすぎる必要がなくなります。
また、噛む力を意識して甘くないおせんべいやビスケットなども長期保存ができて便利です。
ここまでいくつか大切なポイントをご紹介してきましたが、最も大切なのは笑顔で食事をできる環境です。